皆さんこんにちは。

5月も終わり、蒸し暑い6月がやってきましたね。
今までは風も気持ちよく爽やかに過ごせていたのに、これからは洗濯物も乾き辛い、部屋もジメジメ・・・
なかなか過ごしにくい環境です。
また、梅雨を乗り越えても本当の夏が始まります・・・
熱に弱いのは人間だけではありません。
この環境は、樹脂にとっても非常に辛いものです。

当社はこの度、本社に新しく空調設備の整った部屋を作りました。
出来上がった製品は20〜25度、湿度60%を常に保ち、樹脂が一番いい条件をコントロールして品質を保つようにしています。

その理由はなぜか？
それはズバリ、樹脂製品の形状の変化を防ぐためにあります。

樹脂やプラスチックは熱に弱く、加工がしやすいという利点もありますが
出来上がった製品にとっては熱によって寸法が変わってしまったり、歪みの原因を引き起こしてしまうマイナス面でもあります。

九州工場で作られた製品が本社に運ばれてくることもあるのですが、
運搬途中の気温や湿度の変化で製品の寸法や形状が変わってしまうこともあります。
特に運搬中の締め切ったトラック内の温度は高いので、当社ではあえてクール便で運び、形状変化を防ぐ対策も行なっています。

人間と同じですよね。
一定を超える温度環境ではベストな状態を保てないのです。

精度の高い物を作り続けていくためには、保存環境を整えることも大切です。
よりよい製品を送り出すために、樹脂たちに心地よい室温で過ごしてもらいたいですね。
社員だけでなく、樹脂たちも夏の暑さに負けないように頑張って行きます！